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古澤 一生さん(体育専門学群 2年次)

パリ五轮へ向けて飞跃する

古澤さん写真

古澤 一生さん

謝さんの写真

体育専門学群 2年

 自己ベストは5メートル52センチ。助走とポールの反発を跳跃のエネルギーに変え、车両用交通信号机に匹敌する高さを飞び越える。「空を飞んでいる感覚」がたまらなく好きだ。
 170センチの身长は、棒高跳の选手としては小柄だ。だが、ポールを手にして走っても速度が落ちない助走を持ち味に、5メートル05センチの中学记録と5メートル51センチの高校记録を打ち立ててきた。昨年9月の日本学生対校选手権(日本インカレ)では1年生ながら初优胜し、日本の棒高跳界の次代を担う存在となっている。
 棒高跳を始めたのは小学4年生の时。「自分の今の体力が知りたい」と、軽い気持ちで地元?群马県のアスリート発掘事业に応募したのがきっかけだ。助走の速さから、棒高跳への适性を见いだされ、県内の棒高跳専用施设に通うようになった。
 最初は竹製のポールで练习していたが、小学5年时にグラスファイバー製を使うようになり、体がふわっと浮く感覚を初めて経験した。それが楽しくて练习に梦中になった。
 小学6年の夏、练习で右肘を脱臼骨折する大けがを负い、约1年间、跳べない日々が続いた。「リハビリ期间は苦しかった」が、中学で竞技に復帰后は、顺调に记録を伸ばす。
 その中でも忘れられないのが、高校1年时に出场したユース五轮での体験だ。アルゼンチンで开かれた大会で、周りは自分より高身长の选手ばかり。背が高い方がポールが扱いやすいとされるが、「小柄でも负けない」と奋い立ち、自己ベストで银メダルに辉いた。「大舞台ほど试合を楽しめる。それが胜负强さにつながっている」と自己分析する。
 本学体育専门学群に进んだのは「感覚に頼りがちだった跳跃を科学的に捉えたいと考えた」ことが大きい。コーチと相谈しながら、独自の练习メニューを组み立てるなど、自分の跳跃を见つめ直す取り组みができていると感じている。现在は、踏切时に助走速度を最大にするため、ストライドを见直し中だ。
 日々の生活では、「支えてくれる周囲の人々への感谢の気持ちを忘れない」ことを、常に心掛けている。棒高跳は、跳跃后の选手を受け止めるマットの準备一つをとっても、周囲の助けがなければ行えない竞技だからだ。
 自己ベストの先に待つのは、5メートル75センチの学生记録と5メートル83センチの日本记録。その高みを越えることができれば、目标であるパリ五轮出场が见えてくる。これからも若きアスリートの飞跃から、目が离せない。



后辈にひとこと

 筑波大学の陆上竞技部は、入学时から明确な目标を持っている学生にぴったりの环境です。学生の自主性を尊重してくれるからです。だからこそ、自らを律し、自分で练习メニューを组み立てるなど、考えながら竞技に向き合う力を身に付けることができます。

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