ガンバヤル?ドリギオンさん(芸術専門学群 2年次)
世界にモンゴル芸术を広めたい

ガンバヤル?ドリギオン さん

芸术専门学群2年
モンゴル?ウランバートル出身のガンバヤルさん。日本留学を志したのは、小学生の頃から国際放送で見ていたNHKの番組がきっかけだった。その名は「プロフェッショナル 仕事の流儀」。時代の最先端と格闘するプロの姿を描くドキュメンタリーだ。「自分の仕事に真剣に取り組む日本人の姿に感動し、自分も日本で学びたいと思った」という。
叔母が日本人と结婚していたこと、7歳年上の兄が先に日本に留学したことも気持ちを后押しした。目标実现に向け、高校ではウランバートルにある日本式の学校に进学。小中学校は飞び级したので、まだ13歳だった。
高校の授业は日本语で、物理など科学系の科目と美术が好きだった。16歳で卒业した后、モンゴルと日本でさらに日本语を学び、昨年4月、第一志望の本学に入学した。
前年のオープンキャンパスで大学を访れ、自然に囲まれた立地が気に入った。芸术専门学群の教员、学生とも直接话せ、「来年、絶対に入学すると约束させられた」と笑う。
入学時はプロダクトデザインを専門にするつもりだったが、夢の実現に向け、今はビジュアルデザイン領域に進もうと考えている。
その夢とは、「ウルジーヘー」と呼ばれるモンゴルの伝統的な文様をモダンデザインに取り込み、「これがモンゴルの文様だと、世界の人々に知ってもらう」ことだ。
ウルジーヘーは纽を结んだような文様で、一笔书きできるのが特徴だ。繁栄や长寿が永久に続くことを愿い、モンゴルの移动式住居「ゲル」や家具によく描かれている。
本学で2年间过ごして感じたのは、コミュニケーション力を磨く机会が、とても多いことだ。総合大学の本学には、多様な学问分野に、多くの国から留学生がやって来ている。それぞれにお国柄があり、考え方も异なる。その中で生活することで「自分を伝える力と相手を理解する力がついた」という。
例えば、モンゴルでは相手に対し、直接的に物を言うことが礼仪正しいとされるが、日本では远回しに物を言うことが好まれる。
コロナ祸で课外活动が难しい状况が続いているが、今年は、本学学园祭(双峰祭)の中で芸术系の学生が企画?运営する「芸术祭」の実行委员になった。11月のオンライン开催に向け、作品展示などを準备中だ。
来日して3年余り。この間、4回引っ越しし、「遊牧民の血かもしれない」とはにかむ青年は、たくましさをどんど
ん増している。
后辈にひとこと
目标を立てて、毎日努力すれば、できないことはないはずです。大学に入ることが目的ではなく、大学に入って何を学び、将来何をしたいのかきちんと考えておくことが大切です。そうすれば、充実した人生が过ごせると思って、私も努力を続けています。

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