西 美乃里さん(国际総合学类 4年次)
常に问题意识を持って生きたい

西 美乃里さん

社会?国际学群
国际総合学类
国际関係学4年
「迷ったら、常につらい方を选ぶようにしてきた」。西さんは、本学に入ってからの日々をそう振り返る。大好きな祖母の口癖は「若い时に苦労しなさい」だったそうだ。
入学2年目の春に约1カ月半、アフリカのウガンダに滞在。孤児院併设型の小学校で算数と英语を教えた。3年次の2019年9月から20年3月には、ロシア?サンクトペテルブルク国立大学国际関係学部に留学した。この间、2年次から全国纸の学生记者となり、学生を巡る话题を取材、记事化してきた。
分野も国境も越えたその活动ぶりには、目を见张るものがある。
行动の根底にあるのは、好奇心だ。「兴味の范囲がとても広くて、何にでも関心を持ってしまう」と自己分析する西さんの表情からは、苦労よりも楽しさが伝わってくる。
ウガンダ行きは、国外でのインターンシップを企画する狈笔翱に所属する友人から声を掛けられたのがきっかけだ。英语を母国语としない国で、英语を使って生活し、「英语はコミュニケーションの手段であり、多少间违っても通じればいい」とふんぎれた。
学生记者に応募したのは、ウガンダでの体験を発信したいと思ったから。日本の教育文化との比较も面白いと考えた。ロケット打ち上げから戦争体験の継承までさまざまな话题を追う中で、「谁かの代わりに现场に足を运び、见て、闻いて伝える」记者の仕事自体にやりがいを感じるようになった。
サンクトペテルブルク大では、旧共产圏诸国で起きた政権交代を目指した民主化运动などについて学んだ。「普段、驯染みがない言语をじっくり学びたい」と本学で1年次からロシア语の授业を受けており、留学で日常会话と文献购読がこなせるまでに上达した。コロナ过で帰国を3カ月早めたが、昨年6月までオンライン留学を続けた。「充実した授业が受けられた」と振り返る。
本学の魅力は、国际性が高い総合大学で、他学类の授业も受けられるなど幅広い学びができることだという。入学后は、キャンパス内を复数の言语が飞び交い、想像していた以上に国际交流が盛んなことに惊いた。「自分にぴったりの大学だった」。
来春の卒业后は、通信社の记者となる。最近は、うつ病やパニック障害など精神疾患に悩む人々が増えている问题に特に関心がある。「常に问题意识を持って生きていきたい」。记者の土台となる考え方に违いない。