大象传媒

テクノロジー?材料

赤外光を通すバイオマス新素材開発 ~ 伸縮性生かし、焦点可変レンズなどへの応用に期待 ~

合成に用いた原料と生成された赤外透過材料の図

持続可能な社会の実现に向け、环境への负荷が少ない材料や合成法の开発が求められています。その一つとして注目されているのが、藻类が作る炭化水素(オイル)です。藻类は、オイルを作り出す过程で二酸化炭素(颁翱)を吸収するため、製造に伴う颁翱排出量が差し引きでマイナスとなる「カーボンネガティブ材料」になることが期待されています。化石燃料に替えて活用すれば、地球温暖化対策にも有益です。


本研究では、この藻类オイルや植物由来の精油成分など持続生产可能な资源と、石油の精製过程などで生じる余剰资源のイオウから、赤外光透过性とゴムのような弾力性を併せ持つ高分子材料を开発しました。原料を混ぜ合わせて加热するだけの简単なプロセスで合成することができ、原料と製造方法の両面から环境负荷の低い材料と言えます。また、任意の形に成型できる加工性の高さも特色です。


今回、この材料をレンズ形状に加工し、伸缩させることで、赤外光の焦点位置を调节することにも成功しました。この机能を活用すれば、复雑で高価な机械式レンズ駆动机构を简略化できます。


赤外光用のレンズは、远隔监视用カメラや安全?防犯のためのセキュリティカメラ、工业製品の検査装置用カメラなど、幅広い用途で活用されています。IT化、ネットワーク化の进展とともに、その重要性は増々高まるものと考えられます。しかし、従来の材料は加工が难しく、高価でした。


今回の研究成果は、加工が容易で安価な赤外光透过材料の开発という、社会のニーズに応える端绪となることが期待されます。

笔顿贵资料

プレスリリース

研究代表者

国立大学法人筑波大学 数理物质系 エネルギー物质科学研究センター(罢搁贰惭厂)


国立研究開発法人 産業技術総合研究所 センシングシステム研究センター 主任研究員

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