医疗?健康
覚醒を制御する新たな脳部位の発見 ~視床のマトリックス細胞が大脳皮質を活性化し、覚醒状態を促進する~
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構の主任研究者 本城咲季子助教(研究時はUniversity of Wisconsin-Madison)は、視床の内側腹側核のマトリックス細胞が、大脳皮質を活性化し、覚醒を促進することを見いだしました。
光遗伝学を用いて、睡眠中のマウスの视床マトリックス细胞を选択的に活性化し、その影响を検讨した结果、视床の内侧腹侧核のマトリックス细胞はノンレム睡眠から覚醒への迁移を駆动するのに対し、レム睡眠时には効果がないことを明らかにしました。また视床が大脳皮质に与える影响がレム睡眠时に最も低くなることも明らかにしました。

図 光遗伝学というツールを用いて内侧腹侧核のマトリックス细胞を活性化すると、ノンレム睡眠から覚醒の状态に移行する。
光遗伝学を用いて、睡眠中のマウスの视床マトリックス细胞を选択的に活性化し、その影响を検讨した结果、视床の内侧腹侧核のマトリックス细胞はノンレム睡眠から覚醒への迁移を駆动するのに対し、レム睡眠时には効果がないことを明らかにしました。また视床が大脳皮质に与える影响がレム睡眠时に最も低くなることも明らかにしました。

図 光遗伝学というツールを用いて内侧腹侧核のマトリックス细胞を活性化すると、ノンレム睡眠から覚醒の状态に移行する。