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地震時の破壊伝播の非常識は常識になるか??2010年El Mayor-Cucapah 地震で観測された逆破壊伝播?

研究イメージ画像 (Image by Varunyuuu/Shutterstock)

 地震は震源から破壊が开始し、震源から远ざかるように断层面上で破壊が伝播する。これが地震学の常识でした。しかし近年、破壊が震源から远ざかった后、震源方向に破壊が逆伝播(逆破壊伝播)する地震の存在が确认されるようになりました。これには、本研究チームが开発した新手法「ポテンシー密度テンソルインバージョン」が大きく贡献しています。复雑な断层帯で発生する地震を的确に解析できるためで、地震学の常识を覆す、震源に向かうように逆破壊伝播する地震の発见が相次いでいます。この手法は、断层の形状と破壊伝播过程の同时推定も可能としたため、断层形状の不连続な変化が不规则な破壊伝播に影响を与えることも明らかになりつつあります。


 2010年El Mayor-Cucapah 地震は2010年4月、アメリカ?メキシコ国境付近で発生した地震です。現地では、地震の破壊が逆方向に伝播したとの証言がありました。本研究チームは、当時の観測データにポテンシー密度テンソルインバージョンを適用し、本地震の断層形状と破壊伝播過程を同時推定しました。その結果、地震発生から15秒間、震源から遠ざかるように初期破壊が伝播した後、主破壊が震源に向かっていく様子を捉えることに成功しました。地表に現れた断層と整合的な断層形状の情報を取り出すことにも成功しました。さらに、断層形状が不連続に変化する領域で破壊がいったん押しとどめられ、その後急加速する様子も捉えることができました。


 本研究の结果は、地震学者の常识だった、破壊は断层に沿って震源から离れる方向に伝播するという考えはもはや时代遅れであり、将来発生する恐れがある大地震の地震动を予测する际には逆破壊伝播も考虑に入れる必要があることを示しています。


 一方、本研究が示すように、断层形状と破壊伝播过程の関係性を地震波解析によって捉えることができるようになってきました。震源断层は予め调査することができます。新手法による地震波解析の结果と活断层调査の结果を统合することで、地震动予测の精度を高められる可能性も示しています。


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プレスリリース

研究代表者

筑波大学生命环境系/山岳科学センター



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