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东北大学金属材料研究所 第8回研究部共同利用?共同研究 若手萌芽研究最优秀赏
数理物質系 飯田 崇史

教职员等

数理物質系の飯田崇史助教が東北大学金属材料研究所の「第8回研究部共同利用?共同研究 若手萌芽研究最優秀賞」を受賞しました。

この赏は、东北大学金属材料研究所の共同利用?共同研究で优れた成果を上げた若手研究者に対し、研究意欲を高め、更なる研究の展开を支援し、材料科学研究分野の発展に资することを目的として授与されるものです。

研究題目: 二重ベータ崩壊探索用シンチレータ結晶の新規開発

研究代表者:饭田崇史(筑波大学)
研究分担者:水越彗太(神戸大学)、吉野将生(东北大学)

概要: ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊の観測は、素粒子ニュートリノの本質に迫り、物質の起源解明に関わるため、現代物理学において非常に重要な研究です。もし発見されれば宇宙が反物質でなく、物質で形成されている事実を理論的に説明出来ます。この二重ベータ崩壊の探索には高いエネルギー分解能を持つ検出器が不可欠です。そのため、シンチレータ結晶材料開発に高い実績を持つ東北大学金属材料研究所の吉川研究室と共同で、二重ベータ崩壊原子核(48Ca, 96Zr, 160骋诲等)を含み、かつ発光量が大きく分解能が高いシンチレータの开発を行いました。
その结果、颁补滨2というシンチレータの開発に成功し、一般に用いられるプラスチックシンチレータと比較して約10倍の大発光量(107,000 [ph./MeV])と高い分解能を達成しました[論文1]。また、CaI2シンチレータにα线/γ线を照射し、その波形を调べることで、颁补滨2の高い粒子波形识别能を初めて明らかにしました摆论文2闭。さらに、颁补滨2のヨウ素(滨)を一部臭素(叠谤)に置き换えた颁补(叠谤x,I1-x)2シンチレータの开発摆论文3闭や、160骋诲を含む(颁别0.005, La0.245, Gd0.75)2Si2O7 というシンチレータの性能评価摆论文4闭を行いました。以上の研究成果とその将来性が高く评価され、今回の受赏に至りました。现在は、开発した结晶の実用化に向けた研究や、新たに窜谤含有シンチレータの开発および特性评価を进めています。

[論文1] “Single crystal growth and scintillation properties of Ca(Cl, Br, I)2 single crystal”

[論文2] “High-light-yield calcium iodide (CaI2) scintillator for astroparticle physics”

[論文3] “Crystal growth and scintillation properties of Eu-doped Ca(BrxI1?x)2 crystals”

[論文4] "Pulse-shape discrimination potential of new scintillator material: La-GPS:Ce"